5月病の季節です。
どんなに初々しい4月を迎えても、職場が辛いとすぐどんより5月がやってきます。
どんなに新入社員マジックにかかっても、ゴールデンウィークで連休を挟むと目が覚めてしまいます。
私も毎年辛かったです。
私は新入社員時代2年目に仕事を一度辞めました。
その後、このままラフラ過ごそうか悩んでましたが、なんとか転職活動を再開し、今の職場に至ります。
今の職場に至るまでに、2度の転職をしました。
その経験から気づいた3つのことをご紹介します。
私と同じように仕事が辛い方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
【結論】
1 自分が譲れないものがわかってくる
2 転職活動は基本的に理解されない
3でも結局 業界を変える勇気が出ない
詳しくみていきましょう
1 自分が譲れないものがわかってくる
あなたは仕事に何を求めますか?
それは新入社員の時と同じですか?
ここが私の一番の問題でした。
最初に選んだ職場は、忙しくてスキルが身につくというのが売りでした。
私も大学を出たからにはエリートになるしかないと思っていたので、すごく魅力的な職場でした。
だから選んだのですが、自分が思ったよりも職場が肌に合いません。
大量の仕事に、黙々と働く同僚の方々
当然のような毎日の残業
これが異常に辛かったです。
でもおかしいですよね?
忙しくてスキルが身につく職場を自分が選んだのに
結局のところ私は、スキルアップを目的に選んだのではなく、多忙な仕事を新人からこなしてる自分に酔いたいために選んだのです。
承認欲求を満たすため、すごいと言ってもらうために大変な職場を選んだのです。
そんな理由で選んだ職場が楽しいはずがありません。
次第に化けの皮が剥がれ、つまらない日々を送るようになりました。
結局辞めたのですが、辞めずにダラダラ働いていたらと思うとゾッとしますね。
転職活動をするにあたり、何を大事にして仕事を選ぶかを決めなければいけません。
最初の職場を失敗したことで、私には承認欲求を満たすために働くのは向いていないことがわかりました。
退職してからは、日雇い労働にもいくつか参加しました。
家電量販店で実施している謎の売り子になったり
住宅展示場の謎のボールパークの係員になってみたり
引越し業者になってみたり
給料で換算すると初任給くらいは適当な仕事をこなせば稼げることもわかりました。
今の私のスキルではどの職場でもどっこいどっこいの給料であることもやっと気づきました。
他にも、もう一回転職してますが、仕事を変えるたびに自分と向き合う時間ができます。
学生の時のエントリーシートなんて台本のコピペで済ましていたので、初めて自分は何を大事にする人間なのかを考えました。
最初の就職活動をしっかり取り組んだ人には関係のない話かもしれません。
でもそうじゃなくて今苦しんでる人には、転職活動がオススメです。
否応なく自分のことを考える時間を作れるのでやってみてください。
2 転職活動は基本的に理解されない
学生の時の就職活動の時、企業の方々はみんなとても優しい方でした。
どうして本当に就職すると態度が変わるのでしょう?
それは、学生に対して餌を撒いて針を飲み込ませるための優しさだからです。
最初の職場で辞める前に相談した時も、根性なしの話が出ました。
辞められたら仕事が回らなくて困るとの話も出ました。
辞めてみてわかりましたが、あの時の私が悩んでいたのは根性ではありません。
辞めてみてわかりましたが、別に人が変わっても仕事は回ります。
そもそも入社数年の私にそんな重要な仕事はありません。
辞めたら辞めたで、残った人で仕事は回るのです。
二つのアドバイスは両方とも会社都合のものでしょう。
残念ながら、聞いてる時は、私のために言ってくれてると本当に思っていました。
また、同僚や親族もストレスに耐え忍んでる会社員の場合が多いでしょう。
転職したいとか辞めたいとか言う人に対しては、道連れにしたくなる気持ちが生まれます。
自分が頑張ってるのだからお前も頑張れ とか
会社なんてこんなもんだから とか
仕事はつまらないものなんだ とか
言われました。
会社の立場から言うと、転職したいと考える人間は、不穏因子です。
同じストレス会社員から言うと、仕事から抜け出す人は裏切り者です。
思ったよりも周りに転職や辞職に理解者がいなくて怖くなりました。
誰も本当に私のことを考えてる人なんていません。
私のことは私が考えてあげないといけません。
転職活動はあまり応援されません。
1人が孤独な場合、転職エージェントに頼るのも一つです。
転職エージェントは転職させることが仕事なので、今の仕事に囚われる人ではありません。
もし周りの人に相談したいなら、同じような会社員ではない人に相談することをお勧めします。
3 結局 業界を変える勇気が出ない
今の職場は最初に就職した職場と同じ業界です。
一度違う業界にチャレンジしましたが、また戻ってきてしまいました。
もちろん
今の業界がやっぱり好きだから
ってのもあると思います
しかし
それ以外にも何か後ろ髪を引かれるような感覚がありました。
後々知ったのですが、サンクコスト効果というものがあるようです。
サンクコスト(埋没費用)
「すでに支払ってしまい、取り返すことのできない金銭的・時間的・労力的なコスト」
サンクコスト効果とは
「すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果」です。
私は約2年間を最初の仕事に費やしました。
たった2年で私は、最初の業界に対してサンクコストを感じました。
今まで頑張ったのに、このままこの業界から離れるのは勿体無いという感覚です。
2年で感じる今までの努力ですら勿体無いのですから、もっと働いたら勿体無い気持ちが強すぎて動けなくなるかも知れません。
転職活動をしようかなと考えた時、このサンクコスト効果と戦うことになることを肝に銘じましょう。
いかがでしょうか。
転職活動は自由です。
自分の市場価値を知り、キャリアアップのための転職が巷では騒がれていますが、私のような絶望している会社員にとっては転職が違う意味を持ちます。
そもそも、私の学生時の就職活動が間違っているのでしょう。
自分が何をしたいのか、何が嫌なのかもわからないまま
給料とか休み既定ばかりをチェックして
とりあえずの職場をなんとか選んで
そんな職場が最高なわけがないでしょう。
1ヶ月もすれば一通りの業務に目が届き、少し冷静になってしまいます。
この仕事がやりたかったのかな?
全然楽しくないのはなぜ?
でも周りの人は黙々と仕事しているしそういうもの?
学生の時は、周りも就職活動に躍起です。
転職の時は1人でウロウロしました。
とても寂しいですが、1人でウロウロすることが大事です。
自分をわかってくれるのは自分だけ
自分を大切にできるのも自分だけ
こんな当たり前のことに気づいたのは、2度目の転職先を選んだ後でした。
いや遅いですね。
でもそれくらい自分のことがわかりません。
特に新入社員時代は、何かに洗脳されたかのように自分のことを後回しにしていました。
きっかけはなんでもいいです。
私は、転職活動が自分を優先する人生に戻れるきっかけになりました。
仕事が辛い方、自分を見失ってる方には転職活動が分かりやすいきっかけになると思います。
別に転職しなくてもイイです。
転職活動をしたから絶対転職しないといけないわけではないですし、今の職場が好きだと再認識するかもしれません。
社会に出た後、転職活動してない人はやってみてください。
ぺぺまるは経験値をもらった
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