転職活動してますか?
今の職場はいつから勤めていますか?
もし初めての就職先にずっと勤めているのなら、黄色信号です。
30歳にもなると今の仕事に慣れてきて、卒なく熟すことができます。
もし大学卒業から就職したとして、もう10年近く同じ職場で働いています。
高校卒業からならもっと長いですね。
勤続年数が長いことはいいことではないのでしょうか?
私は都合2回ほど20代の時に職を変わりました。
違う職種にもなりましたし、同じ業界の違う職場にも変わりました。
今回は私の転職経験から
・大学時の就職活動なんて最低レベルだったこと
・自分の市場価値を知らない恐ろしさ
を紹介していきます。
私の経験があなたの役に立つと嬉しいです。
大学の時の就職活動なんて最低レベル
・私の就職活動
私が大学生の時、他のみんなと同じように就職活動をしました。
その時の私は
「なるべく早く決まった方が優秀」
「収入よりやりがいを語ってくれる会社にいく方が優秀」
と本気で思っていました。
ですから就職活動には5か所くらいしか行きません。
それくらいの選択肢から選ばないと早く決まらないと思ったからです。
その5か所のうちで、一番やりがいを語ってくれたところに早々に就職を決めました。
ちなみに最初の就職先は超やりがい搾取の仕事で、朝から晩まで働き、2年と持たずに辞めてしまいましたとさ。
・30歳になったあなたから見てどうですか?
30歳になってから昔を見返すと、散々な就職活動だったと思います。
私の場合、珍しく私が就職先を選ぶことができました。
なかな内定が決まらないという話も聞く中、幸運だったのでしょう。
それなのに、選定理由を「やりがい」に設定しています。
やりがいを求めて行ったのに、やりがい搾取だと辞めました。
何も上手くいく理由がないですね。
奇跡的に職場と馬が合うか、私の適応能力が高いかでないと成功する見込みがないプランです。
自分の就職活動を社会人になってから見返すと恐ろしいです。
でも失敗ばかりの学びがあります。
私の場合は自分の市場価値がわからず、「やりがい」という不確定要素に全賭けして就職先を選んだことが最初の間違いでしょう。
ちょっと自分の市場価値について詳しくみてみましょう。
自分の市場価値を知らない
自分の市場価値について、どこまで把握していますか?
私は転職活動をした時に、自分の価値がどれくらいの相場なのかを初めて考えました。
私の場合、仕事を辞めてから次の仕事を探す形で転職活動をしました。
もし、辞めずに転職活動ができていたら、もっと早くに自分の市場価値について考えていたでしょう。
会社に提示された給料に疑問を持ったことはありませんか?
今の仕事の業務内容や年収は果たして、あなたの持つスキルに対して適正ですか?
もし適正でない場合、何で補填されていると考えますか?
・需要と供給
自分の市場価値はどのように決まるのでしょうか。
経済はいつだって需要と供給で成り立っています。
人材の市場において
・欲しい人の量
・提供できる人の量
一方で、市場価値を決める要素には、「時間軸」と「空間軸」も関係します。
人材の市場において
・いつ欲しい人材なのか
・どこで欲しい人材なのか
この4つの観点からおおよその需要と供給のバランスが見えてきます。
例えば、内定がたくさんもらえたということは需要の方が大きいでしょう。
今すぐ就職していいと言われたら、時間軸で急ぐ採用案件です。
この支店は人手が足りてるけど、あっちの支店なら採用なら空間軸で需要がズレているのでしょう。
・まず知るところから
私の場合はどうだったのでしょう。
5か所行った就職先からは、どこからも来て良いと言われました。
つまり需要の方が大きいとわかります。
この時点で売り手市場で、私に選択権があります。
この5つのうちでどれを選ぶのか。
時間軸的にはどうでしょう。
今なら採用してくれるけど、他に優秀な人が来たらもう採用は終わりでしょうか?
そういう場合は、急いで人材が欲しいだけで誰でもいいということです。
空間軸的にはどうでしょう。
私はその場所で働くことをよしとしますか?
また職場内での空間軸のズレを補正するために転勤や職場移動があったりしますか?
時間軸と空間軸が自分に合ってるなら次の決定項目はなんでしょう。
同じ条件まで揃えたなら、何かを理由に選ぶ必要があります。
給料がいい職場?
福利厚生がいい職場?
人間関係がいい職場?
この最後の決定項目を新入社員の私は持っていませんでした。
そして転職してから気づいていくという過程を経験しています。
一つの会社に所属している間は、自分の市場価値がわかりません。
転職経験がない場合、市場価値はもっとわかりません。
転職しようかなと考えた時に、需要と供給だったり何を選ぶのかだったりを考え始めるからです。
自分株式会社を運営しよう
私を市場に投入するということは私が取引されるということです。
それはまさに会社経営と似ています。
さあ自分株式会社の設立です。
・今の看板商品は何ですか?
今の私には労働力しか取引できるものがありません。
・それを良い条件で買ってくれるところはどこですか?
その労働力をいかに良い条件で買ってもらうかが大事になります。
そして良い条件を決めておかなければ交渉することもできません。
・一度の取引で満足していませんか?
どの商品もいくつもの取引先があるでしょう。
どうして自分株式会社の看板商品だけ一度の取引で終わるのでしょう。
どんどん新しい買い手を探しましょう。
どんどん良い条件を探しましょう。
最初の就職先が最高ではない
市場価値は本人のスキルも評価の対象ですが、その時々の社会情勢によっても人材のニーズが変わるため、明確なものさしはありません。
ただ一つだけ私の経験からわかったことは
自分を市場に投入したとき、初めて自分の大事にする価値観がわかるということです。
最初の職場が最高にマッチすることはどれくらいの確率でしょうか。
最高だと思っているのは他を知らないからだけかもしれません。
転職活動を通して得られるものは、最初の就職先で永住するより大きいと確信しています。
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