薪ストーブ用の焚き付けを大量生産していく❗️:キンドリングクラッカーの導入

備忘録

薪ストーブの着火に欠かせない焚き付け
ですが、焚き付けづくりは地味にタイヘンです。
斧や鉈で細かくするのは怖いし、難しい。
そんな不器用な私の相棒はみんな大好き「キンクラ」です。
キンドリングクラッカーを使えば、簡単で安全に焚き付けを量産できます

この記事では
キンクラ有名だけど使ったことがないという方に向けて
実際にキンクラを愛用している私が感じたメリットとデメリットをご紹介します。

【結論】
もう鉈には戻れない快適さ

【メリット】
・めっちゃ簡単で安全
・ほとんどメンテナンスしてないけど使える
・見た目が映えるので収納に困らない

【デメリット】
・ハンマーが大事
・多くすぎる薪には対応できない
・うるさい

詳しくみていきましょう

【焚き付けって?】
薪が太いままだと、なかなか着火しません。
太い薪は火持ちがいいですが、最初から燃やすのはとても難しい
まず、小さくて細い薪を作り、徐々に火を大きくしていきます。
ここで使う小さくて細い薪のことを焚き付けと呼びます。
この「焚き付け」
上手な人は少なくても火を大きくして、太い薪に着火させることができますが、
私のような素人はたくさん使います。
そこで活躍するのがキンドリングクラッカーです。

【キンクラのスペック】
* サイズ:直径190(リング外径)×H310mm
* 重量 :4.8kg
* 対応太14cmまで、長さ25~50cmの薪に対応
* 材質:ダクタイル鋳鉄

【メリット】
・めっちゃ簡単で安全
斧や鉈(なた)を使って薪を割る作業は、とても大変で、怖いです。
私のような素人が一番心配なのは「ケガ」です。
キンクラは、刃の部分に手が入らない設計になっているため、刃でケガすることはほぼあり得ません。
安全リングの下側に固定された刃がついている構造です。
使い方も簡単です。
①薪を安全リングの中に通し、薪を叩いて刃に食い込ませます
②薪が食い込んで安定したら手を離してハンマーで叩きこみます
これで手を添えずに薪割りができますし、手元に刃がありません。

キンクラの生まれは、2013年のニュージーランド
13歳の若き発明家、エーラ・ハッチンソンさんが考案したそうです。
斧で焚き付けを作るお母さんのケガを心配して、着想したと言われています。

そして、安全より割りやすさがすごいです。
刃が固定されてるだけでここまで違うのかと言う驚きを感じます。
エーラさんは最初から割りやすさも考えて設計したのでしょうか。
怖しい子です。
薪の形を選ばないため、板材や端材も簡単に細かくできます。
薪を割るペースも早くなるので、あっという間に焚き付けが大量生産できます。

・ほとんどメンテナンスしてないけど使えてる
私は、現状で2年程度使用していますが、キンクラのメンテナンスを下ことがありません。
ダクタイル鋳鉄という素材の鋳物でできた超シンプルな製造物なので、特にメンテナンスの必要がないようです。
基本素材が鋳物(鉄)なので、水分が付いたままの状態にしておくと錆びてきます。
雨ざらしは避けた方がいいでしょう。
刃が欠けたり、割れなくなってきたら研磨が必要のようですが、数年間は研磨しなくていいのではと感じています。

・見た目が映えるので収納に困らない
見た目が大きめに感じるキンドリングクラッカーですが、下の刃周りの空間が空いているため、意外とスペースを取らずに収納できます。
みなさん大好きのスタッキングですね。
キャンプで持ち出す時も、かさばらずに車に積み込むことができます。
薪割りを休憩する時も、ハンマーや火バサミなど長さのあるものをリング内に差し込めば、道具の取り回しも楽です。
刃物ですが、安全リングがついているため、そのまま飾っていても危なくありません。
アイアンウッドなインテリアが好みの方は、部屋の片隅に置くだけでインテリアになります。
私も、アイアンウッド調が好きなので、使わない時はそのまま薪ストーブ周辺のインテリアグッズと化しています。

【デメリット】
・ハンマーが大事
キンクラでの薪割りは、上からハンマーで薪を叩き込むスタイルです。
キンクラ本体よりもハンマーの方が重要になってきます。
キンドリングクラッカー公式サイトでは、重さ3〜4ポンド(約1.3kg〜1.8kg)のハンマーを推奨しています。
私の使用感としては、建築端材などの小さな針葉樹薪はホームセンターで売ってる木槌で十分割れるけど、いわゆる薪のサイズや太さになるとハンマーじゃないと割れないといった印象です。
堅い薪を割る場合は、斧で細くしてからキンクラで仕上げるか、重量のあるハンマーでしっかりキンくらに叩き込むことが必要です。
節のついた薪などはとても大変です。
節のついた薪なんて何で割っても大変ですけどね。
キンドリングクラッカーで「薪が割れない」という声も聞きますが、キンクラではなくハンマーのスペック不足か、薪のサイズ過剰が原因のことが多いです。
キンクラで薪割りするなら、「パッコーン」と割れた方が爽快で楽しいです。
重量のあるしっかりしたハンマーで叩き割ってやりましょう。

・大きな薪には使えない
刃が下についているため、あまりに長い薪は途中で地面につっかえて割れません。
キンドリングクラッカー公式サイトでは、対応太14cmまで、長さ25~50cmの薪に対応と記載されています。
私の使用感としては、30cmくらいが快適な限界かなと感じます。
途中で詰まると、キンクラから薪を取り外す手間も増えます。
せっかく刃に触らなくていい構造なのに刃の周りを触らないといけなくなります。
キンクラは万能ではありませんので、過度な期待は避けましょう。

・うるさい
キンクラで薪割りをする時、結構大きな音がでます。
本体が反響して出る金属音と地面と接触して出る衝撃音はかなり大きいレベルです。
住宅街で使うときは少し気を使った方が良いですし、夜の使用はキャンプ場でも避けた方がいいでしょう。
少しでも騒音を軽減するなら、接触面も大事になってきます。
アスファルトやコンクリートの上はとてもうるさいので避けた方がいいです。
柔らかすぎる地面だと力だ逃げて割りにくいです。
私的には、下に今後割る予定の建築端材を敷くのが好きです。
どうせ割るので近くにありますし、2×4材などキレイに整形されてるものが多いので水平も保ちやすいです。
キンドリングクラッカーの公式サイトでは、木材に固定して使用することが推奨されており、固定するために必要な穴などもキンクラに空いてます。
実際に木材など「台座に固定されている」キンドリングクラッカーもよく見かけます。
この方法が一番良いのでしょう。
難点としては、固定はいいけど見た目がダサくて取り回しも大変ということでしょうか。
本体だけで4.8kgもあるのでさらに台座をつけるとめっちゃ重いです。
結局私は木材を下に敷いて、固定せずに使っています。

いかがでしょう。
面倒な「焚き付け作り」を爽快な「ストレス発散」に変換してくれるキンクラ。
お値段15000円としっかりお高めですが、その価値は十分あります。
有名な道具なのでいろんなイベント会場で見かけます。
すぐ買わなくても、ぜひ怖くない新しい薪割りを一度体験してみましょう。

ぺぺまるは装備を整えた

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